行きたかったブリューゲル・バベルの塔の展示へ。

美術館や映画館に足を運ぶことが増えたこの頃。

本も読むけれど、1冊読む時間がなかなか取れずに間が空いてしまうことが多いので、

短時間でその世界に浸れ集中して吸収出来るものをと

美術館、映画、舞台などを選ぶようになりました。

聖書の中でも割と有名なストーリーを題材に描かれたバベルの塔の画。

平日にも関わらずチケット購入も展示場入りも待ち時間が出ていたし、お土産売り場は長蛇の列！

文章からイメージされ描かれた塔たちは、沢山の画家達の理解をまた理解していくことが面白いです。

展示場では分かりやすく3D映像になっていたり、複製画も迫力があって美しかった！

“AKIRA”等で知られる漫画家・映画監督の大友克洋さんが描いたバベルの塔

「 ＩＮＳＩＤＥ　ＢＡＢＥＬ」（インサイド・バベル）」

過去の画家達にとどまらず、こうして現代まで人々の想像を掻き立てる作品、すごいパワー。

そして…

ついでにくらいの気持ちで行ったアルチンボルド展。

これがかなり良かった！！！テンション上がりすぎて頭が冴えました。

画が繊細でとにかくキレイだなと思いました。

アルチンボルドはまさに今、私が持ちたい能力を持っていた人。

絵の題材になるギリシャ神話や聖書をを読み解き、

四季、自然を分析し絵というツールで表現し、

より多くの人へその魅力を伝えるために宮廷のアートディレクターまで務めています。

人に伝わる絵を完成させるためには、絵だけを学んでも足りないということ。

魅了する完成度はもちろん、さらには興味を持ち続けてもらうための謎まで秘めているなんて。

食を伝えるには料理だけを学んでは足りなくて、

ヒントを得る引き出しはいくつあっても良いし、

ツールや能力は1つ1つをものにしていけば、いつか点と点が繋がり線になる。

時間作って行って良かった！満たされて幸せ！

■ブリューゲル「バベルの塔」展は今週末まで

http://babel2017.jp/

■アルチンボルドは9月まで開催されています。

http://arcimboldo2017.jp/